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アプローチは“ボール位置”を変えるだけでバリエーションが一気に増える!

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上級者がグリーン周りのアプローチで成功率が高いのは、ボールのライやグリーンの形状、ピン位置によってアプローチの種類を変えているからです。反対に初心者やアベレージゴルファーはワンパターンのアプローチ派が多いようです。ならば、“ボール位置”を変えて一気にバリエーションを増やしましょう。

ボール1個分変えても打ち出し角は変わる

グリーン周りのアプローチでは、ボールをスタンスの真ん中にセットし、少しハンドファースト気味に構えている人が多いと思います。仮にボール1個分右に置くとロフトが立つ分、打ち出し角が低くなってランが増えます。ピンまでの距離があるときに有効ですよね。

反対に、スタンスの真ん中からボール1個分左に置くとロフトが大きくなる分、打ち出し角は高くなってランは減ります。ボールを止めたい時に有効です。サンドウェッジ、アプローチウェッジ、ピッチングウェッジの3本を使えば、これだけで9種類のアプローチを打ち分けることができます。

ボールを上げてから転がすピッチエンドランならボールはスタンスの真ん中で

ボールを転がしたいときは1個分右に置く、ロフトが立つので低く出てランが増える

ボールを上げて止めたいときは1個分左に。ロフトが寝るので高く出てランを抑えられる

肩のラインと両腕でできる三角形を崩さない

飛距離を出す必要はないので、体を大きく動かしません。肩のラインと両腕でできる三角形をキープしたままクラブを上げて下ろすイメージです。体を意識的に回すと連動してスイング幅が大きくなるので気をつけましょう。スタンスはスクエア、クラブは通常のショットよりも気持ち短めに持ちます。

通常よりも気持ち短めにクラブを握りましょう

距離を抑えたいときは手首を緩めて振り幅小さく

アプローチで手首を固めてしまうと、インパクトが強くなり、予想よりもボールが飛び過ぎてしまいます。距離をおさえたいときは、あえて手首を緩めて振り幅を小さくしましょう。グリッププレッシャーもできるだけ弱めにしたら、あとはクラブヘッドの重みを感じながら、下ろすだけです。

グリッププレッシャーが強いと、インパクトも強くなるので要注意


三浦真由
●みうら・まゆ/神奈川県出身。埼玉栄高校卒業後、レッスンの道へ。「明るく楽しく」をモットーに分かりやすいレッスンが好評。神奈川県の「トピックゴルフクラブ」、東京都の「有明ゴルフスタジオ」でレッスンを行う。現在、LPGAティーチングプロA級を取得中。


構成・文=山西英希 写真=山上忠 協力=東京ゴルフスタジオ