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アプローチの距離感、把握できてる?打ち分けしたいなら“視覚重視”でやってみて

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30、40、50ヤードの打ち分けをしたいなら、振り幅よりも視覚をもっと重視するべきでしょう。なぜなら、目標までの距離に応じてアドレスの形や振り幅が自然と決まってくるからです。

まずは目標を見ながらの素振りから

30、40、50ヤードの距離を打ち分けることができない人は、距離感を把握していないからです。仮に30ヤード先に目標がある場合、その目標を見ながら素振りを行うと適正なスイングのイメージをつかめます。例えば、スタンス幅は両足の間にクツの幅1.5足分が入るぐらいになります。少なくとも、足を閉じたスタンスや極端に広いスタンス幅にはなりません。さらに、振り幅も右腰から左腰ぐらいかなと感じるはずです。あとはその振り幅で実際にボールを打てば、距離感に関して大きな誤差は生まれないでしょう。

まずは目標までの距離が何ヤードあるのかを確認します

目標を見ながら素振りをすると、スタンス幅や振り幅を徐々につかめてきます

目標を見ずに素振りをしてしまうと、足を閉じたスタンスや極端に広げたスタンスにはなってしまいます

距離に応じた自分なりの振り幅をつくろう

普段の練習から、目標を見ながらの素振りを行い、それに合わせたスタンス幅と振り幅を確認しておきましょう。ただし、これはあくまでも目安であり、実際のコースではボールからグリーンまでの傾斜の度合いやボールのライなどによって、振り幅が変っても問題ありません。大切なのは、目標を見ながら素振りを行ったときの感覚を実際のショットに活かすことです。

普段からボールを投げて感覚を養おう

視覚からの距離感を身につけるには、普段から自分の感覚を磨くように心がけましょう。お勧めなのは、ゴムボールなど軟らかいボールを下手から投げる動きです。自宅なら5ヤード、10ヤード、15ヤード先にカゴを置き、そこに向かってボールをポンポンと投げましょう。ポイントは利き手で投げるのではなく、右打ちの人は右手で、左打ちの人は左手で投げることです。


三浦真由
●みうら・まゆ/神奈川県出身。埼玉栄高校卒業後、レッスンの道へ。「明るく楽しく」をモットーに分かりやすいレッスンが好評。神奈川県の「トピックゴルフクラブ」、東京都の「有明ゴルフスタジオ」でレッスンを行う。現在、LPGAティーチングプロA級を取得中。


構成・文=山西英希 写真=山上忠 協力=東京ゴルフスタジオ