
状況別アプローチのコツを解説!傾斜地からベタピンに寄せる打ち方って?
ショットが不調でグリーンを外しても、アプローチが寄ってパットが入るとスコアは崩れません。
50ヤード以内からボギーを減らしてパーを増やす」をテーマに若手コーチが”ピンに寄る”と”カップに入る”とっておきの技を教えてくれました!
今回は傾斜地からの寄せ方をレッスン。
「左足上がり」は
右片足立ち

アドレスのとり方でもミスを防ぎましょう。左サイドが高い「左足上がり」は、傾斜なりの線で振るときに、スイングの最下点を絶対にボールの左側にしたくない。最下点が安定して右側にくるように、ほぼ右足1本で立つ構えから、インサイド・アウトに振ります。

「左足下がり」は
左片足立ち

「左足下がり」はアウトサイド・インの軌道で、ヘッドを上から入れつつ傾斜に沿って振りたい。スイングの最下点は左側。地面が低いボールよりも先にもっていきたいので、ほぼ左足1 本で立つアドレスを作って振ると、ボールをきれいに拾って打てます。

「ツマ先上がり」は
ドローで転がし

「球筋を傾斜なりにする」というのもベタピンにつけるコツ。ツマ先上がりは、ボールがつかまりやすく、軌道もインサイド・アウトが適しているのでドローが打ちやすい。ドローはボールが高く上がりにくくバックスピンも増えないので、ランを長く使う転がしとの相性がいい傾斜です。

「ツマ先下がり」は
ヒールから入れてフェード

ツマ先下がりでの軌道はアウトサイド・イン。アウトからの軌道は入射角が鋭角になるため、イメージする球筋はフェード。ツマ先下がりのライだけは「傾斜に沿って」ではなくヘッドをヒールから入れていくと、クリーンヒットしやすいし、ボールも高く上がります。


兼濱開人
●かねはま・かいと/1990年生まれ、沖縄県出身。学芸大ゴルフスタジオのヘッドコーチ。ドライバーからパターまで「クラブが主役」を合言葉に、シンプルなスイング作りからスコアアップさせる指導法が上級者からビギナーにも人気。
構成=編集部、石川大祐 写真=田中宏幸、相田克己 協力=日神グループ 平川CC、取手桜が丘GC(アコーディア・ゴルフ)