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パッティングが上手い人の共通点は?注目すべきは“不動の下半身”

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パッティングが上手い人ほど、ストローク中に下半身は微動だにしない事実をご存知でしょうか。反対に、パッティングが苦手な人やイップスの人は、下半身が結構動きます。パッティングを上達したいなら、下半身の動きを抑えましょう。

腰にクラブを立てかけてストローク

自分では下半身を動かしていないつもりでも、実際は動いていることは珍しくありません。下半身を動かさないドリルとしてお勧めしたいのは、腰にクラブを立てかけてストロークすることです。右サイドだけでも左サイドだけでも両サイドでもOKです。実際に試してみると分かりますが、下半身が動く人はあっさりとクラブが倒れます。逆に、立てかけたクラブを倒さずにストロークできれば、下半身は動いていないと判断しましょう。クラブが倒れないように意識するだけでも十分ストロークに好影響を与えます。

下半身が動かなければ、立てかけたクラブは倒れません。左腰と右腰のどちらも試してみましょう

下半身が動くと、あっさりとクラブは倒れます

目線だけでボールを追う

下半身が動く人は体の軸自体が動きます。その理由は、ボールの行方を気にするあまり上体が起き上がってしまうからです。ボールを見たいときは顔の向きを変えずに、目線だけを動かしましょう。また、アドレスで肩に力が入り過ぎていても下半身は動きやすいので気をつけること。

肩に力が入り過ぎていると、ストローク中に下半身が動きやすいので要注意

下半身安定は距離感アップにつながる

パッティングを成功させたいなら、距離感とラインの読みをマッチングさせましょう。パッティングが上手い人は、最初にタッチを決め、それに合わせてラインを考えます。下半身が動かないと距離感が安定するため、ラインも読みやすくなります。

下半身が安定すると、常に同じ強さでストロークできるので、タッチとラインを合わせやすくなります


大西翔太
●おおにし・しょうた/1992年生まれ。水城高校を卒業後、当時ゴルフ部監督を務め、恩師でもある石井貢氏の勧めもあり、コーチングの道へ。15年から青木瀬令奈のコーチを務め、トーナメントではキャディバッグも担ぐ。18年にPGAティーチングプロA級資格取得。分かりやすいゴルフ理論には定評があり、ゴルフメディアにも多数出演している。メンタルトレーナー、整体師の資格も持つ。


構成・文=山西英希 写真=鈴木祥 協力=船橋カントリークラブ