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ダフリ、トップは「クラブを逆さに持った素振り」が有効!

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大きなミスをしたくないあまり、クラブヘッドをボールに当てようとする気持ちは分かります。しかし、それがダフリやトップといったミスの原因になっていたとしたら? 大きなミスを避けたいなら、まずはヘッドに対する意識を消すことから始めましょう。

ダウンスイングで
上体が傾くのはNG

ダフリ、トップの原因は大きく分けて2つあります。1つがダウンスイングで上体が目標方向に突っ込んでしまうこと。もう1つが、上体が目標方向と反対側に倒れることです。どちらもクラブヘッドをボールに当てようとする動きが要因だと考えましょう。

ダウンスイングで上体が目標方向に突っ込むと、クラブが鋭角に下りてくるので、ボールの手前をダフリやすくなります。ボールを直接打つとトップになります。

ダウンスイングで上体が目標の反対側に倒れても、ダフリ、トップが出る確率は高くなります。

シャフトが首元にくるまで
振り抜く

どんな人でもヘッドのないただの棒を振ると、ボールに当てる意識がなくなるので、スムーズにスイングできます。クラブを逆さにして素振りを行なうことでその感覚をつかめます。試しに、右手1本でクラブを逆さに持ち、素振りを数回行ったら、左手1本でクラブを逆さに持ち、素振りを数回行いましょう。フィニッシュでシャフトが首元にくるまでしっかり振り抜くのがポイントです。

片手素振りのあとに
ボールを打つ

練習場でボールを打つ時は、最初に右手1本で逆さにしたクラブを持った素振りを5回、次に左手1本で逆さに持ったクラブでの素振りを5回、最後に両手でクラブを持ち、ボールを5球打ちます。このセットを行うことによって、ミート率が上がるだけでなく、飛距離アップにもつながります。


三浦真由
●みうら・まゆ/神奈川県出身。埼玉栄高校卒業後、レッスンの道へ。「明るく楽しく」をモットーに分かりやすいレッスンが好評。神奈川県の「トピックゴルフクラブ」、東京都の「有明ゴルフスタジオ」でレッスンを行う。現在、LPGAティーチングプロA級を取得中。


構成・文=山西英希、写真=山上忠、協力=東京ゴルフスタジオ