グリップエンドとお腹の距離は一定！　常におへそを向けたままスイング

アプローチでボールをピンに寄せるには、クラブフェースの上にボールをしっかり乗せることが大切です。そのための打ち方としてカギを握るのが、グリップエンドの向き。そして、グリップエンドとお腹の距離です。この2つを守れば、あなたもアプローチ名人に。

インサイドに
振り抜くスイングを

グリップエンドとお腹の距離をスイング中に変えないこと。

グリップエンドは常に自分のおへそに向けておくこと。

アプローチの打ち方で大切なポイントはいくつかあります。まず、グリップエンドとお腹の距離をスイング中に変えないこと。そして、グリップエンドを常におへそに向けておくことです。この2つを守ることで、クラブをインサイドから下ろし、インサイドに振り抜く軌道でスイングできます。ボールがクラブフェースの上に乗っている時間が長くなるため、スピンがかかり、グリーンに止まるボールを打てます。その分、距離感をつかみやすいメリットがあります。

トウが上を向くのが正解

グリップエンドとお腹の距離が変わらず、グリップエンドがおへそを常に向いたままのスイングをできたら、フォローではトウが上を向きます。

これはNG！

グリップエンドがおへそから外れてしまうと、フェース面が上を向き、球離れが早くなり、スピンもかかりません。フォローでスイングを止めてトウが上を向いているかどうかチェックしましょう。

おへそにグリップエンドを
つけてみよう

グリップエンドをおへそに向けたままのスイングをできない人は、グリップエンドをおへそに密着させた状態で素振りをしてみましょう。もちろん、スイング中はグリップエンドをおへそから離さないこと。その感覚を身につけたら、おへそから一度グリップエンドを外し、普通にスイングしてみましょう。

大西翔太
●おおにし・しょうた／１９９２年生まれ。水城高校を卒業後、当時ゴルフ部監督を務め、恩師でもある石井貢氏の勧めもあり、コーチングの道へ。15年から青木瀬令奈のコーチを務め、トーナメントではキャディバッグも担ぐ。18年にPGAティーチングプロA級資格取得。分かりやすいゴルフ理論には定評があり、ゴルフメディアにも多数出演している。メンタルトレーナー、整体師の資格も持つ。

構成・文＝山西英希、写真＝鈴木祥、協力＝船橋カントリークラブ