1. HOME
  2. ACTIVITY
  3. 左足上がりのアプローチはフェースを開かず、右足体重で
ACTIVITY

左足上がりのアプローチはフェースを開かず、右足体重で

ACTIVITY

打ち上げホールでグリーンをショートすると、左足上がりのアプローチが残ります。この場合、大切なのはフェースの開き方とボール位置、そして体重配分です。

傾斜に逆らわずに立つ

左足上がりのアプローチでは、右足に体重を多く乗せて傾斜なりに立ちましょう。左足に体重を多く乗せると、クラブヘッドが鋭角に下りて地面に刺さります。フォローをとりづらく、距離感をつかみにくいので要注意です。右足体重なら、斜面に沿ってソールを滑らせるようにクラブを振り抜けるので、振り幅に応じた距離を出せます。

右足体重で傾斜に逆らわずに立つとスムーズに振り抜けるが、左足体重だとヘッドが地面に刺さりやすい。

フェースを開かずに
構えよう!

ボールが上がりやすいライなので、フェースは開きません。開くとボールが飛ばず、グリーンまで届かなくなったり、ヘッドがボールの下を潜る“ダルマ落とし”になるので気をつけましょう。

ただし、フェースが返って左へ引っかけやすいので、目標の少し右に向かって構えます。ボールの位置は左足かかと前。真ん中より右に置くと、ボールが上がりにくくなるので要注意。

体重移動ナシ
手打ちでOK!

スイング中は体重移動を行いません。右足体重のままクラブを上げて下ろします。ヘッドアップをするとミスの原因となるので、インパクトを終えてもボールがあったところに顔を向けておきましょう。また、クラブを短く持った方がミート率は上がります。


大庭啓
●おおば・あきら/1969年生まれ。芹澤信雄が主宰する“チームセリザワ”の一員。00年プロテスト合格。10年から藤田寛之のスイングサポートコーチを務め、賞金王のタイトル獲得に貢献。海外メジャーにも同行しサポートを行った。アマチュアのレッスンにも精力的に取り組み、分かりやすいゴルフ理論には定評がある。


構成・文=山西英希、写真=山上忠、協力=富士平原ゴルフクラブ