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クラブを1センチ遠くへ引くだけ! ドライバーの飛距離を3.5ヤード伸ばす方法

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「ドライバーショットが飛ばないと悩む人のスイングには共通点がある」と大西翔太プロは指摘します。それはアドレスの形です。ボールを遠くへ飛ばしてやろうと力むあまり、腕や首が縮んでいるとのこと。確かに、その形ではスイングアークが小さくなり、飛距離を稼ぐことが難しそうですね。今回は飛ばしのコツを紹介します。

1センチ伸ばすと
3.5ヤードアップ

テークバックで1センチ遠くへクラブを引くと、バックスイングが大きくなるが、フォローも同じだけ大きくなる。その分遠心力が大きくなり、スイングスピードが上がるので、飛距離アップにつながる。

ドライバーの飛距離アップは現在のスイングを大きく変えなくても可能です。テークバックの際、いつもより1センチだけ遠くへクラブを引きましょう。その分、スイングアークが大きくなり、遠心力を利用できるので飛距離が伸びます。目安としては、1センチで3.5ヤードアップです。テークバックが大きくなると、同じだけフォローも大きくなります。合計2センチスイングアークが大きくなるので7ヤードアップします。

首を伸ばして
左腕を真っ直ぐに

テークバックを伸ばすにはアドレスがポイントです。縮こまらないように、まずは余計な力を抜き、首が長くなるように心がけ、左腕は肘を曲げずにしっかり伸ばします。飛ばない人は、首が短くなり、両肘が曲がった形でアドレスしがちなので気をつけましょう。

どうしても力んでしまう人は
構える前に力もう

上手く首を伸ばしたり、力みを取れない人は、クラブを上に持ち上げた状態で思い切り肩と腕に力を入れてみましょう。その状態から脱力して肩と腕をストーンと下ろします。キリンのイメージで首を伸ばしたら、そのままアドレスに入ります。


大西翔太
●おおにし・しょうた/1992年生まれ。水城高校を卒業後、当時ゴルフ部監督を務め、恩師でもある石井貢氏の勧めもあり、コーチングの道へ。15年から青木瀬令奈のコーチを務め、トーナメントではキャディバッグも担ぐ。18年にPGAティーチングプロA級資格取得。分かりやすいゴルフ理論には定評があり、ゴルフメディアにも多数出演している。メンタルトレーナー、整体師の資格も持つ。


構成・文=山西英希、写真=鈴木祥、協力=船橋カントリークラブ