アプローチがうまくなる! 基本の打ち方&超簡単“打ち分け”テクニック
「なかなかうまくならない」そんなゴルファーたちにゴルフが楽しくなる上達法をレッスン! 今回は「うまく打てていればスコアアップできたのに」と悔しい思いをする人が多いアプローチにクローズアップ。もう一度おさらいしたい“基本の打ち方”、“上げる・転がす”の打ち分け方などを紹介します。
LESSON 1
アプローチが苦手な人必見!
ラウンド前にしておきたい
『基本』のおさらい
アプローチが苦手な人は、腰を落としてハンドダウンに構えがちですが、これはウエッジがヒールから入ってミスしやすいのでNG。少しボールに近づきハンドアップに立って、親指を押し下げるようなテンションをかけて振りましょう。スイングは左肩を支点に、振り子のように腕とクラブを振るのが理想です。このとき、肩がリキんでいるとスムーズに動かないので、左肩を首から遠ざけるようにすると◎!
アプローチの基本★01
親指を押し下げる
テンションでグリップ
ハンドダウンで手元を押し下げるとウエッジのヒール側から入って刺さりやすい(×)。ボールに近づいてハンドアップに構え、親指を押し下げる方向にテンションをかけて振ろう(○)
アプローチの基本★02
リラックスした左肩を
支点に振る
アプローチは、左肩を支点に、左腕とクラブを振り子のように振ると再現性が高まる。左肩を下げて首から遠ざけるようにするとリラックスしやすく、スムーズに動く。
吉本巧
●よしもと・たくみ/1980年生まれ、兵庫県出身。14歳で米国フロリダに渡り、2000年に米国でプロの資格を取得。現在は、東京都の表参道ゴルフアカデミーで多くのアマチュアをレッスンしている。
LESSON 2
アプローチの
「上げる」「転がす」を
使い分ける! 超簡単な打ち方
上げるときは、ボールを左足のカカトの延長に置く。スタンスは少し開きます。グリップエンドがおヘソを向くようにアドレスし、バックスイングはコンパクトに上げる。このとき、手首のコックを使っても大丈夫です。
転がすときのアドレスは、コブシ1個ぶんのスタンス幅にし、右足の前にボールを置きます。グリップエンドは左足の付け根に向くようにして、ハンドファーストに構える。ラインを出したいので、フェースローテーションをせずに振り子のように打ちましょう。
菊地彩香
きくち・あやか/1998年生まれ、千葉県出身。モデルやゴルフタレントとして雑誌やテレビに出演し活躍中。東京・銀座のPGM GOLF ACADEMY GINZAでレッスン活動を行なっている。
LESSON 3
アプローチのミスが減る!
超簡単にできる
“手打ち防止”の方法
「フィニッシュで右足のカカトを浮かせる」
これで体をうまく回せる!
アプローチは手打ちになると、打つたびに振り幅や力の入れ方が変わっていろいろなミスを引き起こします。手打ちではなく、体の回転で打つことが大事です。右足が止まったままだと体は回らないので、フィニッシュで右足のカカトを浮かせるように打ちましょう。
右ヒザを左のヒザに近づけるように右足カカトを浮かせると、体がうまく回り目標方向を向きます。
右足を浮かすときは右ヒザが前に出ないようにする(×)。両ヒザを離さないように浮かせる(◯)
松﨑麻矢
●1997年生まれ、東京都出身。法政大学ゴルフ部では主将を務めた。プロテスト合格を目指し、昨年は台湾ツアーのQTに挑戦した。
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