ミスの連発を止めたい! ラウンド中も調子をあげられる超簡単テクニック
「楽しいはずのラウンドがミス連発でがっかり……」今回はそんなゴルファーにおすすめの「ゴルフのミスを治す早技」をピックアップ! 調子が悪いと感じときに“ほんの少し変えるだけ”でゴルフが良くなる方法を紹介します。
LESSON 01
「同じ日に失敗しない」
ウッド・アイアン共通でできる
“ゴルフのミス”を直す早技
ミスしたあとは
ボール位置を必ず変える!
大きく曲げて連続でOBしたり、ダフリ・トップが止まらないときは「ボール位置を変える」のが効果的! スイングを変えて直そうとすると、今度は違うミスが出やすくなってしまいますが、ボール位置を前後左右に変えるだけなら、簡単で即効性があります。
スライスが出たあとは
「ボール位置を左寄り」に
ボールを左に寄せて低めにティーアップ。スライスの度合いが強い人は極端に左に置こう。
フック・ダフリトップが出たあとは
「ボール位置を右寄り」に
ボールを右に寄せる度合いは、ドライバーでは体の真ん中まで。ティーアップは低めにする。
位置を変えたときはふだんより少し低くティーアップしましょう。
これも別のミスショットを引き起こさないための工夫になります。
樋口貴洸
●ひぐち・よしひろ/1997年生まれ、埼玉県出身。JGTOツアーメンバー。花咲徳栄高校、東京国際大学ゴルフ部を経て、現在はツアープロを目指しながら東京都港区の「Golf&Fitness Point 芝浦」でアマチュアを指導。コースでのスコアメイクに役立つレッスンに定評がある。
LESSON 2
「体重のかけ方」だけで、
簡単にできる!
ダフリ・トップを防ぐ方法
「左足」に体重を
乗せたまま打つ!
アプローチで高い球を打とうとするとダフリやトップのミスがよく出るという人は、「左足」に体重を乗せて、体重移動をしないでスイングしてみましょう。「高い球=右足体重」というのがセオリーですが、それは大きなスイングをして、ダウンスイング以降に左への体重移動の時間があるとき。グリーンまわりのコントロールショットで右足体重に構えると、その時間が少なく、インパクトが間に合わないケースがあるのです。
左足体重に構えたら、フェースを開いてボールを左に置く。こうして高く上がる構えを作り、その場で回転することがポイントです。
大岩龍一
●おおいわ・りゅういち/1997年生まれ、千葉県出身。182㎝、92㎏。21年に初シードを獲得。22年は4度のベスト10入りを記録し、賞金ランキング28位。今季は悲願のツアー初優勝を目指す。フリー。
LESSON 3
大事なのはボール位置!
FWの「ダフりのミス」を
簡単に直す方法
ミスしたあとにボールを右に置くのは
ダフる原因の負のスパイラル
ダフリのミスが出ると「次はダフりたくない!」と、上の写真のようにボールを右に置きがち。するとインパクトが詰まったり体重が右足に残ったりして、さらにダフってしまう。ダフらなかったとしても、ロフトが立ちすぎてうまく当たりません。
そこで僕は
↓ボールを右ではなく「左」に置きます↓
ボール位置は、上の写真のように左足カカトのやや内側が目安。そしてFW特有の幅広のソールを滑らせながらボールをとらえる。ボールを左に置いたほうがダフりにくく、ロフトなりに大きく飛ばせます。
大岩龍一
●おおいわ・りゅういち/1997年生まれ、千葉県出身。182㎝、92㎏。21年に初シードを獲得。22年は4度のベスト10入りを記録し、賞金ランキング28位。今季は悲願のツアー初優勝を目指す。フリー。