フェアウェイウッドは「ボールにヘッドを当てる練習」が、上達の近道！

マスターできれば大きな武器になるフェアウェイウッド。上手く打てないのは、ボールにクラブヘッドを当てる練習をしていないからです。ボールにヘッドを当てることができれば、一気に打ちやすいクラブに変身します。

フェアウェイウッドはクラブの中で最も難易度の高いクラブです。なぜなら、クラブ自体が長く、しかも地面の上にあるボールを打たなければいけないからです。しかも、ダフリと紙一重の緩やかな軌道でクラブヘッドを下ろさなければいけません。マスターするには、コンパクトなスイングで、ボールにヘッドを当てる練習を意識的に行いましょう。極端な話、インパクトでスイングを止めてもいいから、球筋に関係なく、とにかくヘッドをボールに当てることに集中することが大切です。

振り幅は小さくていいので
ボールにヘッドを当てよう

ハーフスイングでもいいので、とにかくボールにクラブヘッドを当てる練習を繰り返し行いましょう。当たるようになったら、徐々にスイングを大きくしても構いません。スイング中は頭を動かさず、軸を中心に体を回転しましょう。

大振りの人は
振る練習をしているだけ

フルスイングでボールを打っている人は、当てる練習ではなく、振る練習をしているだけ。ティアップしているドライバーならＯＫですが、地面にあるボールを打つなら当てる練習を。

当てる練習をしてないから
チョロが出る

基本的にフェアウェイウッドは難しいクラブです。ボールに当てる練習をしていないと、正しい位置にヘッドが戻らないので、チョロなどのミスが頻発します。

阿河徹
●あが・とおる／１９７６年生まれ。米国にてゴルフスイング理論、ゴルフ経営学を学ぶ。ＵＦＧＴＦ資格取得。帰国後、内藤雄士ゴルフスクールにてレッスン活動を行う。２０１２年独立後、男女ツアープロのコーチとしてツアーに帯同。50人以上のプロゴルファー、３万人以上のアマチュアゴルファーを指導している。

構成・文＝山西秀希
写真＝鈴木祥
協力＝井山ゴルフ練習場