ボールの見方で飛距離が変わる!? ドライバーでしっかり飛ばすための構え方
「ドライバーで気持ちよく飛ばしたい」と考えているときはとくに、構えた時に力が入ると同時に、ボールをじっと見てしまいがち。だけど、ちょっと待って! 「構えたときにボールをどう見るか?」 その見方によって、体の可動域や飛距離が変わるんだそう。そこで、今回は“アドレス時のボールの見方”にクローズアップ。体をスムーズに動かしやすく、飛距離アップにつなげられるボールの見方を教えてもらいました。
ボールは凝視ではなく
「右側をぼんやり見る」が正解!
コースに出ると緊張感や不安感が高まり、構えるときにボールをジッと凝視してしまう人が多いですが、そうしてしまうと前傾姿勢が深くなったり筋肉が硬くなったりして、体が動かなくなります。とくにドライバーショットでボールの真上を凝視すると、右肩が前に出て、飛ばないスライスに悩まされます。これを防ぐには、ボールの右側(写真の黄色い点線の囲みあたり)をぼんやり見るのがコツ!
ボールの右側を
“ぼんやり見る”と
体が動いて飛ぶ!
ドライバーの場合、ボールは左足カカトの前にセットし、ボールの右側、あるいは右側面をぼんやり見ると、上体が右に傾き、ボールへの目線が斜めになります。目線がを斜めになれば上体が自然と右に傾き、適度な右足体重の正しいアドレスに。前傾姿勢も深くなりすぎないので動き出しもスムーズになります。こうして目線を工夫すれば、体が動いて飛ぶようになりますよ!
このミスに注意!
ボールを凝視するのはNG
ボールを凝視すると前傾姿勢が深くなり、アドレスが小さくなる。結果、体が動かなくなり、スイングも小さくなってしまいます。また、当てようとしてボールの真上を見ると、右肩が前に出て上体がかぶってしまう。これが飛ばないスライスになる原因です。
レッスン=深堀圭一郎
●ふかぼり・けいいちろう/1968年生まれ、東京都出身。173㎝、68㎏。レギュラーツアー8勝、シニアツアー2勝。23年シーズンは、ノジマチャンピオンカップとコスモヘルスカップで2位。フォーラムエンジニアリング所属。