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ラウンド前にしておきたい!
“アプローチの距離感”の作り方

ACTIVITY, GOLF

狙った場所にボールを落としたいのに「飛び過ぎた」「弱かったか……」となかなか距離感が合わず苦戦している、という人も多いはず。そんな人におすすめなのが、ラウンドスタート前に「今日のアプローチの距離感」をしっかり掴んでおくこと。特定の振り幅&グリップで「どれぐらい飛ぶか」を知っているのと知らないのとでは、アプローチの成功率が大きく変わります。

距離感は振り幅の
「結果論」で作る

アプローチの距離感は「何ヤードをどうやって打つか」ではなく、「特定の振り幅でスイングした際に何ヤード飛んだか」の結果論で作ることが大切。まずは、フルショットで何ヤード飛んだか飛距離をチェック。次にその半分の振り幅で、さらにその半分の振り幅でそれぞれ何ヤード飛んだかを確認しましょう。最後に、フルショットとハーフショットの中間のスリークォーターをやれば、4つの飛距離が作れます。このとき、スタンス幅やグリップの握りも振り幅に合わせて調節するのがポイントです。

「4つの振り幅」で
「何ヤード飛ぶか」をチェック!

まずは振りすぎない範囲でのフルショットで何ヤード飛んだかをチェック。時計の文字盤でいえばトップは左腕が11時くらい。グリップは目いっぱい長く持つ。

次にハーフショット。グリップの真ん中を持ち、スタンス幅はフルショットの半分で、振り幅は時計の9時が目安。

ハーフショットのさらに半分の振り幅は、時計の文字盤でいうと7時すぎくらい。グリップは目いっぱい短くし、スタンス幅もハーフショットの半分に。

フルショットとハーフショットの中間。腕が地面と水平になるぐらいが目安ですが、あまり細かく決めずに「心地いい振り幅」でもOK。グリップは真ん中より少し長めに。


ラウンドスタート前に↑の方法で
距離感づくりをし、
コースではこれら4つの
「結果の距離」を基準にプレーしましょう。


レッスン=吉本巧
●よしもと・たくみ/1980年生まれ、兵庫県出身。14歳で米国フロリダに渡り、2000年に米国でプロの資格を取得。現在は、東京都の表参道ゴルフアカデミーで多くのアマチュアをレッスンしている。


写真=田中宏幸
協力=サザンヤードカントリークラブ