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1日10分でOK! ツアープロもやっている飛距離アップ体操

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飛距離アップの方法はクラブやスイングだけじゃない。体操をするだけでも飛ぶようになるんです。飛ばしに必要なのは「上・下半身の捻転差」「肩の柔軟性」「お尻の柔軟性」「体の回転速度」の4つ。この4つを毎日ひとつずつ“1日10分”の体操で鍛えれば飛距離は確実に伸びるんです! ということで、今回はスイングの質を上げる肩の柔軟性をアップし、肩甲骨の可動域を広げる10分間体操を紹介します。

スイングの質を上げる
肩の柔軟性をアップ!

肩甲骨の位置とやわらかさはとても大事。たとえば、猫背の状態で体を回すのと胸を張って回すのとでは、肩甲骨の可動域が大きく変わります。スイング時も肩を回旋させますが、このとき肩甲骨や肩まわりの筋肉が硬いとうまく回旋できず、パワーダウン。肩の柔軟性が低い人は、椅子とクラブを使った体操をしましょう。

右手で右肩をつかみ、左手は右ヒザをつかんで座る。そのまま右サイドで右ヒジを背中側に大きく回していく(2、3)。30秒回したら、次は左手で左肩をつかみ、右手は左ヒザをつかんで、左ヒジを背中側に30秒回していく。ヒジを回すときは足を床にしっかりつけておく。

右手を真っすぐ正面に伸ばして座り、左手は右ヒザをつかむ。右腕を背中側に大きく回していく(2、3)。次に左手を真っすぐ正面に伸ばし、右手で左ヒザをつかんで左腕を背中側に回す。左右30秒ずつ。腕を回すときは足が動いたり浮いたりしないようにする。

ボールを投げるような形でヘッドをつかみ、シャフトは肩につける。反対の手はグリップあたりのシャフト部分をつかむ。シャフト部分をつかんだ手でクラブを前後に動かすことで肩を回旋させる。反対も同様に。左右合わせて1分間行なう。

写真のように、アドレスと同じように上体を前傾させて行なうと効果が上がる。

スイングに近い動きで肩の可動域を広げていく。クラブの両端を持って前傾したら、バックスイングのように体を回していく。トップまで振り上げて戻すのを1分間続ける。フォロー方向に体を回すのも1分間。体の回転に合わせて、腕を高く振り上げよう。

体の回転に合わせて、腕を高く振り上げるが、腕が下がっていると肩を回旋させる効果が下がってしまう(×)。


指導=池田裕介
●いけだ・ゆうすけ/1991年生まれ、東京都出身。東京スポーツ・レクリエーション専門学校で、解剖学・運動学・栄養学などを学ぶ。 現在は東京都・新宿区のトータルゴルフフィットネスで、ゴルフパーソナルトレーナーとして活動中。植竹希望プロなどのトレーナーも務める。


写真=小林司
協力=トータルゴルフフィットネス