絶対うまくいく!「失敗したくないアプローチ」の超簡単テクニック
「なかなかうまくならない」「練習もラウンドに行くのもモチベーションが上がらない」。そんなゴルファーたちにゴルフが楽しくなる上達法をレッスン! 今回は「アプローチ、もう失敗したくない……」そんな人におすすめしたい打ち方をピックアップ。簡単にしっかり寄せられるテクニックを紹介します。
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【アプローチのコツ★01】
アドレスと目線で
「上がらない」を即解消!
アレンジするのはアドレスだけ。スイングは変えず、鋭く振り切ることを強く意識して、キレと加速でボールを高く上げるのが成功のコツです。
POINT
①目線を高く上げて目標を確認
②フェースを少し開く
③気持ち右体重
高く上げることが優先なので、飛距離が落ちてショートするとしても番手は上げない。フェースを少し開いて構えることで、体重がいつもよりも少し右足に乗る。ハンドファーストの度合いも弱まって、球を高く上げるための準備ができる。
④しっかり振り切って
目線の高いフィニッシュをとる!
スイングは高く上げようとする意識も動きも必要なし! しっかり振り切ることを意識しましょう。普段と違う動きを意図的にしないことがきちんとミートするコツですが、アドレスから目線を高く上げておき、フィニッシュでも目線を球の高さに合わせて高くとっておけば、それまでのスイングが勝手に球を高く上がる動きをしてくれます。
木戸 愛
●きど・めぐみ/1989年生まれ、神奈川県出身・172cm。08年プロ入り。12年にレギュラーツアーで初優勝をあげる。22年はレギュラーツアー27試合に出場し、ニッポンハムレディスクラシックでは8位タイに入った。フリー。
【アプローチのコツ★02】
“フォローの形”を
決めて打つ!
「失敗したくない!」と思うと緊張感やプレッシャーが増し、体が動かなくなりますよね。そんなときのショートアプローチは要注意。ヘッドだけを走らせようとすると手首をコネてしまい、ダフリやトップが出るからです。私はこのミスを防ぐために、事前にフォローの形を決め、それを再現するようにスイングします。ピッチ&ランやランニングなら、左腕とクラブがほぼ一直線になる、低めのフォローをイメージ。ヘッドが手を追い越さないように振れば、手首をコネる動きがなくなりシンプルに打てますよ。
篠原まりあ
●しのはら・まりあ/1996年生まれ、大分県出身。162cm。15年にプロテスト合格、同年の新人戦に優勝。19年に初のシード入り。22年はステップアップツアーの山陽新聞レディースカップで2位。大岡産業所属。
【アプローチのコツ★03】
“まっすぐ低い球”で
ライン出しも有効!
アプローチで「球をあげよう」としすぎると、飛距離も方向性もズレやすく、狙ったところに打てません。そんなときはアプローチでも低い球で方向性を重視した「ライン出し」が有効。インパクトゾーンで手元を真っすぐ動かし、手元もボールも目標方向に押し込んでいくイメージです。
ハンドファースト強めで
そのまま回転していく
ハンドファーストを保ってしっかり体を回し、フェースが開かないように注意しながらロフトを立ててボールをとらえましょう。つかまった低い球できちんと狙った方向に打ち出せます。ロフトを立てたまま低く払い打つ感じなので、芝が薄いライでもダフリにくいです。
河野杏奈
●こうの・あんな/1999年生まれ、東京都出身。162cm。 19年プロテストに合格。22年はレギュラー2試合、ステップアップ13試合に出場。 22年は初優勝とシード権獲得を目指す。フリー。