ミスしないスイングをマスター!
クラブをうまく下ろすコツは“大腰筋”にあり
「なかなかうまくならない」「練習もラウンドに行くのもモチベーションが上がらない」。そんなゴルファーたちにゴルフが楽しくなる上達法をレッスン! 今回は「ミスしないスイングをマスターしたい」そんな人におすすめの体の使い方を大谷樹理コーチが教えてくれました。
大腰筋を意識して
アドレスとクラブの動きを
整えよう
ミスしないスイングをマスターするには、大腰筋を意識することが大事です。大腰筋はお腹の奥にある筋肉で、アドレスやスイングの際に重要なしっかりとした体幹を作ってくれます。ショットの合間などに、大腰筋をサイドから押して腹圧をかけてあげましょう。刺激を与えて、存在確認を行なってみてください。
One Point Lesson
アドレスの際にヒザで体重のかけ方や左右への配分を調整しようとする人が多いが(×)、大腰筋を使い「大腰筋から下が脚」という意識をもつとバランスよく立っていられる(◯)
大腰筋を使えば
クラブを正しい軌道で下ろせる!
ダウンスイングでも、大腰筋の動きは大事です。体を使ってクラブをインから入れようとしたときに、体幹がつぶれて縮んでしまう人が多いですが(×)、大腰筋を使えば体幹の位置や傾きを保てるので、クラブを正しい軌道で下ろすことができます(○)。
慣れないうちは直立しての水平素振りが有効。大腰筋を軸として振る感覚がつかめて、ヒジ下の回旋運動が生まれやすい、感じやすくなるため、クラブの運動量を増やすスイングが身につきます。
大谷樹理
●おおたに・じゅり/兵庫県出身。体を整えながらゴルフの上達を! をコンセプトに、東京・三田のクリスタルゴルフを中心にレッスンしている。
写真=小林司