小柄な人や筋力が少ない人も飛ばせる！
ドラコン女王が教える“飛ばしテク”

“飛ばし”といえばドラコン。そこで今回はドラコン競技会のトップ選手・押尾紗樹さんが「体が小さい」「筋トレもしていない」「力がない」そんな人でも飛ばせるコツをレッスン。これで今年は気持ちよく飛ばせるはず！

力がなくても大丈夫！
力は効率的に
クラブに伝えて飛ばす！

私のように体が小さく、筋トレもしておらず、力がない人でも飛ばせるレッスンを紹介します。飛ばすためには、クラブを「振り子」のように動かすこと、リズムよく振ることが基本です。これに加えて、私は「体の左サイドに崖がある」と思って振っています。そうすれば私のように体が小さく、筋トレもしておらず、力がない人でも飛ばせるようになります。

POINT.01
まずは連続素振りで
振り子動作チェック!

飛ばすための基本のひとつとして「クラブを振り子のように動かす」とお話ししましたが、この振り子運動を身につけるには連続素振りが有効。振り子は行ったり来たりするときに必ず同じ道を通って動きます。連続素振りも振り子と同じように、行きと帰りが同じ軌道になるように動かしましょう。行きはうまくできても、戻すときに違う道を通ってしまうことがよくあるので注意。普段のゴルフでは左に振る意識しかないですが、飛ばすためには反対の右に振る意識も大切です。

POINT.02
自分の
スイングリズムを見つける

自分に合ったスイングリズムを見つけることも大事。人によってスイングリズムは違いますが、飛ぶ人は2パターンに分かれています。1で構えて、2でクラブを上げて3で下ろすパターン。もうひとつは、アドレスしたら、1でクラブを上げて2で下ろすパターン。自分に合ったリズムが必ずあるので、両方試してみて、より飛距離が出るほうを採用しましょう。

POINT.03
「左サイドは崖」のイメージで
ヘッドスピードが上がる!

クラブを振るとき、体重移動を意識しすぎて体が突っ込んでしまう人もいますが、そういう場合は左サイドを崖だと思うイメージが大事。崖のほうに荷重してアドレスする人はいないし、崖から落ちそうになって打つ人もいない。なるべく崖から離れた状態で振ろうとするはずです。そうするとクラブも右でさばけて、ヘッドスピードアップにつながります。

左サイドに崖があると思えば、右に十分荷重してバックスイングできるし、ダウンからフォローにかけて左に行きすぎることもない

押尾紗樹
●おしお・さき/1993年生まれ、埼玉県 出身。158cm。プロドラコンツアー全日 本選手権 3連覇のドラコン界の女王。公式最長記録は377ヤード。JPDA所属。

写真=小林司
協力=長太郎カントリークラブ[PGM]