強風も横風も、これだけやれば大丈夫!
いちばん簡単で確実な打ち方ヒント
ゴルフでよくある“風”問題。風が強い季節といえば冬だけど、春は春風、夏や秋も台風前の風だったり、風の影響はいつでも受ける可能性あり。今回は「強い向かい風や横風のとき、どうしたらいい?」そんな悩みにお応えすべく、「これがいちばん簡単で確実!」という、打ち方のヒントを教えてもらいました。
いつもより“2段階低い球”で
ミート重視のスイング
強い向かい風や横風のときのドライバーショットは、球を高く上げると風に流されて飛距離も方向も計算できなくなります。なので私は、普段より高さを2段階くらい下げて、風の影響が最小限になるローボールを打つようにしています。
「指1本ぶん」の低いティーアップ
まずはティーアップを低くし、ボール位置は普段より1個ぶんくらい右にセット。グリップを指2本ぶんくらい短く持ってスタンスも狭めてコンパクトに構えたら、大振りせずにミート重視でスイングします。低スピンの低いライナーボールが打てるので、風の影響を受けて大きく飛距離が落ちてしまうを防げます。
グリップを指2本ぶんくらい短く持つ
この3センチが効くんです!
スタンス狭めで振りきらない
ボール位置を右寄りにしてスタンスは狭めに。大振りせずにシャフトが立つくらいの低いフィニッシュをとる。
成田美寿々
●なりた・みすず/1992年生まれ、千葉県出身。162cm。12歳でゴルフを始め、12年から単年度登録でツアーに出場すると、同年の「富士通レディース」で初優勝。13年にプロテストを2位で合格。ツアー通算13勝をあげている。フリー。
構成=小山俊正、鈴木康介、編集部
写真=相田克己、田中宏幸