フワッと高い球を打つコツをレッスン！
「地面をなぞるように…」

グリーンをうまくとらえられなくて、左足上がりのライ。そんな時は、フワッとした球でピン側まで寄せて挽回したいですよね。臼井プロがいうには「斜面をなぞるように振る」とのこと。早速レッスンをチェックしてみましょう。

フワッと上がる球でピンの根本へ！
ソールで斜面をなぞる！

ボールを高く上げて止めるアプローチは難しいですが、左足上がりの傾斜なら斜面を利用してやさしくボールを上げられます。打ち上げのグリーンの手前にピンがあるときなどに有効ですよ。

ボール位置は真ん中よりも少し左寄り。傾斜に逆らうように立って、体重移動せずにスイングします。ポイントは、ヘッドを低い位置から高い位置へ、ソールで斜面をなぞるようにアッパーに振ること。目線を上げてフォローでヘッドを空に出していくイメージです。ロフトが増えるぶん普段よりも飛距離が出ないので、大きめの振り幅でスイングしましょう。

スイングのポイントを解説！

グリップをかなり短く握ります

クラブを短く持つと大振りからスエーしてしまうミスを防げるし、フォローでヘッドが邪魔になりにくい

横からガツンは距離が合わない

横からヘッドをボールにぶつけるように打つと、ロフトが立ってインパクトが強くなり距離感が合いにくい

目線を上げてフォローは空へ

ボールの打ち出しをイメージして目線は高く設定。フォローでヘッドを空に出していくようにアッパーに振る

いかがでしたか？
グリーンを外してしまったときのリカバリーに、
臼井プロのレッスンを実践してみてくださいね。

臼井麗香

●うすい・れいか／ 1998年生まれ、栃木県出身。158㎝。20－21年シーズンは、２度の２位タイなど優勝争いにも絡み、初賞金シードを獲得。22年シーズンからキャロウェイ・スタッフプレーヤーの一員となり、さらなる活躍が期待される（写真は21年に撮影）。フリー。